花を見て、思い出す相手は女子?男子? 2

でも、菜の花を見るとある女子を思い出します。

菜の花畑で肩を抱いて照れる海のはなし…

その話は、この後で・・・


その前に

海のはなしが花を自分で買って身内以外へ贈ったのは過去2人だけ。



2人目のお話。



30代だった海のはなし、ある年、仕事で2月の大阪へ。

その日の仕事を終えた海のはなし。

上六(上本町6丁目)で地下鉄を降りて、地下から外へ出ます。

夕方、暗くなった空から雪が舞い始めました。

あの人に会う演出みたいやね…

急いで、百貨店の花屋へ…

どれにしようか?

「お決まりですか?」

「まだ決めてないけど、なるべく派手な花がいいなぁ…」

「プレゼントですか?」

「はい、1年ぶりに会うから!」

バラの花を指して「あちらはいかがですか?」

「う~ん。ちょっとイメージがね。」

で、店内を見渡して目に付いた花…

黄色いチューリップ!

あっ!これこれ!これがいいや!

「チューリップください!黄色と白いの…それと、そこのカスミソウを少し!」

「こんな感じですが…」

小さな束になった花を見て、う~ん、赤も欲しいなぁ~

「そこの赤い花も2~3本入れて!うん、それでいい!じゃあ、それで」

レジでお金を支払う時、麦の穂が目に入った!

「あっ!これも下さい!!」


黄色と白のチューリップ・赤い花・麦の穂・カスミソウ…完璧!


派手な赤いリボンをつけてもらってる間に、その店員さんが

「プレゼントでしたね?いいですねぇ~」って。

そして、海のはなしが「実はね……」

店員さん「えっ?…」

海のはなし「…というわけなんです。」

店員さん「いいアイデアですね。」



さぁ、その派手にデコレーションされた花束を抱えて外へ。

うわっ!学校帰りの女子高生達が一斉にこっち見てるよ~!

退社時間も重なってて、地下鉄へ向かう人も多いよ。

この流れに逆らって雪の中走っていきます。

見えて来た!日赤の病院!



でも、目指してるのは病院じゃないんだ。

病院の横の市道を駆け下ります。

4階建てのマンションに到着!

1階のインターホーンを押して、ドアが開きます。

「海のはなしさん、いらっしゃい!」

「お邪魔します。1年ぶりですね!はい、花です!派手でしょ~」

「海のはなしさんらしいわねぇ!ありがとう。さぁ、どうぞ」

ふすまの向うの部屋へ通されました。

その部屋の中の、さらに小さな部屋の中から笑顔で海のはなしを待ってくださってました。





お線香の匂いが…





大阪で勤めていた時の上司のモノクロの笑顔です。

1年前はあんなに元気だったのに・・・

初孫が出来たってあんなに喜んでたのに・・・

スキーをみっちり教えてくれましたよね?

実の子供のように可愛がっていただきました。

カナダへスキーへ行くからって、奥さんと2人でこっそり海のはなしの旅費を貯めてられてましたね。

あの時、お断りしましたが、行っとけばまたいい思い出だったんでしょうね。

あなたに菊の花なんて似合いませんよ。





派手な赤いリボンをつけてもらってる間に、その店員さんが

「プレゼントでしたね?いいですねぇ~」って。


そして、海のはなしが「実はね、お仏壇に供える花なんですよ。」

店員さん「えっ?菊の方がいいんじゃないんですか?」

海のはな「菊なんて持っていったら怒られますよ。そんな地味な花なんて持ってくるな!って。
       とても派手な人だったから。それにビールが何より好きな人だったから
       この麦の穂なんて最高のお供えです!」

店員さん「それって、いいアイデアですね。」




意識不明が続いてて、最後にあったのは海のはなしの夢の中…

何も言わずに、ニコッと笑って空に吸い込まれて行かれるのを下から見送ってました。

その数日後、本当に天へ行かれました。

黄色いチューリップを見るたび思い出します。

この記事へのコメント

2009年03月23日 12:23


(T△T)(T△T)(T△T)クシュン。。。クシュン・・・

海のはなし
2009年03月29日 19:10
さよちんさん、こんばんは
お返事が随分遅くなってすみません。
とても良くしてくれた上司で、お子さんは女の子三人で
海のはなしを長男のように可愛がってくださった方でした。
しばらくお会いしてませんが…

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